メールと地球
「おはようございます。昨日は会社の飲み会があり返信遅くなっちゃいました。」
「こんばんは。やっと終わりました。明日はお休みですか?」
「お休み合わせて食事に行きますか?」
気になる人とそんな他愛ないメールを1日一通か二通。
すぐに返信しても返ってこなかったけど、でも毎日途切れることもなくやりとりをしていました。
こまめに連絡を取るより、連絡を取らない時間が相手を想う気持ちを大きくさせるものなんだと初めて知りました。
メールをしなくなって1週間。
最後のメールは、気になる人からの
「食事に行きましょう」
私から
「予定を見て連絡しますね(^-^)」
翌日から連絡がなくなりました。
普通に用件が済んだだけです、確かに。けれどそんな区切りはこれまでもしょっちゅうありました。
そんなときでもお互いにメールを止めることはありませんでした。
このままメールを送らなければもうずっと連絡が来ないような気もするし、来るような気もするし。
私から連絡をしたら、食事の日にちを決めることになるし、会ったら好きになってしまうだろうから、やめておこう。
どうして二人を好きになっちゃいけないのかな。
どうやら人間て、複数の人を好きになれる作りになっている様なのに。
地球からみたら、誰が誰を好きとか超どうでもよくて、猿人、原人、旧人、新人って何百万年も前から進化してきたなかで、今は人類が子孫を残しながら地球のほんの小さな小さな歴史を刻んでいるにすぎないんだろうな。
あぁなんか。地球とか人類とか考えたら自分の悩みがアホらしくて情けなくなってきました。
お風呂に入って、寝ましょう。